1、なぜキーワードで集客できるのか
@なぜキーワード選びが重要なのか
★キーワード選定力は、すべてのネットビジネスで重要視されている
★検索エンジンのユーザーは必ず「キーワード」を入力する
★ユーザーはキーワードで一気に情報を絞り込む!
・ユーザーが「探している情報(Webサイト)に含まれていそうな、あるいは関連性の高そうな重要な語句」を1つ、2つ、あるいは3つ以上を組み合わせ、キーワードとして入力する方法は非常に効率的な方法です。
★検索エンジンはキーワードにふさわしい検索結果を表示する
・Googleは、収入源であるリスティング広告主にとって有益な検索エンジンにするため、より多くの検索ユーザーに利用してもらう必要があります。そしてそのためには、検索ユーザーが入力したキーワードに対して一定のルールにのっとり、可能な限り有益な検索結果を表示する必要があります。
★検索ユーザーと検索エンジンの「目的と手段」
・検索ユーザー…情報を効率よく選別するために、どんなキーワードを入力すれば検索エンジンから欲しい情報が出てくるかを考えながらキーワードを入力している。
・検索エンジン…より多くのユーザーを獲得するため、検索ユーザーの入力したキーワードにふさわしいサイトを順位付けして表示しようとしている。
★サイト管理者(サイト制作者)が目的を達成するためには?
・検索結果として表示される画面に自分のWebサイトが表示されれば、多くの検索ユーザーがアクセスしてくれます。そのためには、顧客となる検索ユーザーが「どんなキーワードを入力するか」を知る必要があります。
★キーワードを選ぶことは「ターゲット層を明確にすること」
・検索ユーザーにとってのキーワード選びは、情報を取捨選択する行為でしたが、我々にとってのキーワード選びは「ターゲット層を明確にすること」であると理解してください。
Aキーワードはどうやって使うのか
★検索エンジンはどうやって情報を取拾選択してるのか
・検索エンジンがキーワードと関連性が高いと判断している方法は、Webサイトのソースコードやコンテンツ内にどれくらいキーワードが含まれているかでおおよそ決定づけられます。特に、Webサイトを構築している「HTML」内の「タイトルタグ」「メタタグ」に、検索ユーザーが打ち込んだキーワードが使われているかが重視されます。
★SEO(検索エンジン最適化)にはキーワードが欠かせない
・SEOが強力であるほど検索上位に表示される確率が高くなりますが、SEOを効率よく強力に施策するためには、ターゲットユーザーがどんなキーワードを入力するか知っておく必要があります。
★リスティング広告は正確なキーワード選びが大前提になる
・SEOと並びリスティング広告も検索結果画面でアクセスを集めるのに有効な手段です。
B稼げるキーワードとは
★稼げるキーワードの条件とは、以下のようなもので「お宝キーワード」などとも呼ばれています。
・ライバルが少ないキーワード
・購買意欲が高いユーザーが好んで使用するキーワード
★ライバルが少ないキーワードとは
・同じキーワードを狙ってたくさんのライバルサイトがSEOを施策して上位表示を目指している場合、アクセスを集めるのは、かなり難しくなります。まずは、ライバルの少ないキーワードこそが集客できるキーワードの第一条件と認識しておきましょう。
★購買意欲が高いユーザーが好んで使用するキーワードとは
・このキーワードは、買う気満々のキーワードで、その内容からお金を使って商品やサービス、情報を得たいという願望が見て取れます。つまり、成約率の高そうなキーワードです。
★キーワードには検索ユーザーの「欲求」が現れている
・ユーザーが好んで使用するキーワードを見つける方法は、はっきりとした方程式のようなものはありませんが、ユーザーの欲求は、キーワードを構成する語句にかなり明確に表れてきます。特に、複数の語句で構成されたキーワードからは、ユーザーの欲求が読み取りやすいので、この「複合キーワード」の効果的な見つけ方を中心に、集客できるキーワードの探し方を紹介していきます。
★最初は頭で考えない
・まずは、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードをたくさん集め、その中から集客できそうなキーワードを絞り込んで選び出し、最終的には効果測定までできれば万全です。
Cキーワードを選ぶと同時に、Googleからどう見られるかも大切
Googleはユーザーに検索結果としての情報を提供するために、インターネット上のありとあらゆる情報をクローラー(Web上を巡回するロボット)が集めて検索エンジンのデータベースに保存しています。データベースに自分のホームページがどのように保存されているかによって、検索結果の表示が変わってきます。
★ホームページのデータがデータベースに保存されていない場合は検索結果に表示されません
・クローラーはホームページのリンクをたどりながら情報を集めていますが、どこからもリンクが設置されていない場合やリンク数が多い場合は、クローラーが情報を集めることができずデータベースに保存されないケースもあります。
★ホームページにキーワードが含まれていない場合は検索結果に表示されません
・検索エンジンにとってキーワードが含まれているかどうかは、ユーザーが検索したときに情報をマッチングさせて検索結果として情報を提供するために一番重要なカギだからです。
★ホームページにキーワードが多すぎると検索結果の順位を落としたり表示されない場合がある
・Googleはユーザーの探している情報にマッチングしたホームページの情報を検索結果として提供することを大事にしているため、上位表示だけを目的にした中身のないホームページや不自然なホームページはペナルティの対象になります。
★Googleとユーザーの両方から好かれるホームページを作る
・検索エンジンはあくまでユーザーが情報を見つけるために使用する手段であり、ホームページの情報を必要としているのは検索して訪れるユーザーだからです。
Dキーワード選びの基本は「検索ユーザーの気持ちを汲み取ること」
★検索ユーザーの気持ちを汲み取るとはどういうことか?
・ユーザーが検索窓に打ち込んだキーワードから、そのユーザーがどんなことで悩んでいて、どんな情報を欲しがっているのかを考えることがキーワード選びの基本です。ユーザー自身が何かしらの課題や悩み、不安、欲求などがあり、その解決策や解決するための手掛かりとなる情報を探しています。検索するということは、今すぐに解決したいと考えているということです。
★検索ユーザーの気持ちとマッチングしたホームページを作る
・キーワードからユーザーが悩んでいることを推測して、その悩みに対する解決策を自分のホームページで用意しておくことで、自然と検索ユーザーの気持ちとマッチングしたホームページとなるのです。すると検索エンジンから役に立つホームページと評価されて、検索結果画面でも上位に表示されるようになります。この時、自分のビジネスにつながる解決策をユーザーに提示することを忘れてはいけません。
2、キーワードの特徴を知る
@購買意欲の高いキーワードは「する」キーワード
★検索の動機からキーワードを分類すると以下のように3つの行動パターンなる
・「する」ためのキーワード…アクションを起こす(行動をする前提)ために検索される
・「知る」ためのキーワード…情報を集めたり調べたりするために検索される
・「行く」ためのキーワード…表示したいWebページが決まっている際に検索される
★ビジネス上狙うのは購買意欲の高いキーワードで「する」に分類されるキーワード
Aビッグキーワードは避けミドルキーワードとスモールキーワードを狙え
ここでは、検索回数の多さにより分類できる3種類のキーワードの特徴について説明していきます。
★ビッグキーワード
・検索エンジンで情報を得るために、多くのユーザーが使用しているキーワード。現在は月間10万回以上検索されているキーワードがビッグキーワードです。ユーザーがどんな情報を探しているか明確でなく、また費用対効果からも狙わないほうが無難です。
★ミドルキーワード
・ビッグキーワードほどではないが、頻繁に検索されているキーワード。ビッグキーワードに、もう1語付け足して複合キーワードにするとミドルキーワードになります。上位表示させたい場合は、競合の強さを調査しないと費用対効果が見合わない場合があります。
★スモールキーワード(ロングテールキーワード)
・別名「ニッチキーワード」。検索エンジンに打ち込む人が少ないが、強烈な購買意欲を持っていて成約単価も高ければ絶好の狙い目となる。ビジネスに直結しやすいキーワードが多く競合も少ないので上位表示させやすいのが特徴です。
B手早く結果を出すには複合キーワードが狙い目
★検索回数が少なくても売り上げは大きく伸ばせる
・複合キーワードのバリエーションは無限にあります。大事なのは、どうやって自分のビジネスに合ったキーワードを選び、早く上位表示させることができるかです。
★無限にある複合キーワードを狙う場合の注意点
・どんなサイトに集客する場合でも、ユーザーの「本当の目的」を推察し、その目的を達成させるためのキーワードを用意することで稼げるキーワードとなるのです。
C新しく生まれるキーワードにアンテナを張り巡らす
同じものなのに名称が違うキーワードやキーワードの名称は同じでも、キーワードの意味が変わってしまう場合があります。
★新しいキーワードをいち早く見つける
・新しく生まれたキーワードで先に上位表示させることができれば、先行者利益を得ることができるだけでなく、競合に対しても有利になります。
Dキーワードは増え続ける
特に現在の検索市場はスマートフォンの激増で検索回数が増加して、チャンスは広がっています。
3、集客できるキーワードを探す
@キーワードを選ぶための第一歩
キーワードを選ぶにあたり、まず決めなければならないのは、「自分の強み」と「ターゲットユーザー」を明確にすることです。自分の商品やサービスの特徴やメリットがはっきりしていないと正確なターゲットユーザー像も、検索エンジンに打ち込むキーワードも探すことができません。
★まずは自分の強みを確認する
・強みは自分が決めるものではなく、ターゲットユーザーから見たときに自分の持っているものが競合他社と比較して一番だと思われるものが強みです。
・まず、自分が得意としていること、自分ができることをすべて書き出す作業をします。次に自分がビジネスをやっている市場の競合他社が得意としていることを調べます。そして自分が勝っている点や自分だけにあるものをリストアップしていきましょう。
★ターゲットユーザーを決める
・ターゲットユーザーを明確にする手順は、ターゲットユーザーの抱える悩みや問題を想定した後、ターゲットユーザーの特徴を書きだします。そしてこれらを組み合わせて一人のユーザー像を決定します。
・自分が決めたターゲットユーザーに対して、自分の強みで解決できる、ユーザーの悩みや不安を書き出してください。
★強みとターゲットがハッキリするとキーワードが浮かび上がる
・自分の強みとターゲットが明確になると、2つを結び付けるキーワードも明確になってきます。
・自分のサービスや商品を欲しいと思うユーザーは、どんなキーワードを検索エンジンに入力し、情報を探そうとするのかを書き出します。この基本となるキーワードを数多く探しましょう。
Aビジネスにつながるキーワードの「切り口」とは
大事なのは、「自分のビジネスにつながる検索キーワードを選ぶこと」で、検索キーワードは無限にあるように感じますが、ビジネスにつながるキーワードの切り口は限定されます。欲しい情報と最も関連性が高い語句を「メインキーワード」と呼びます。
★サービス名キーワード
・サービス名キーワードの場合は、その言葉がサービス名に直結しているので、自社が他のライバルよりも優位性があることをホームページで伝えることが成約率を上げることに繋がります。
★課題キーワード
・課題キーワードは検索ユーザー自身が今抱えている悩みを指すキーワードになります。このキーワードの背景には検索ユーザーが問題を解決したい意思が隠されているのでビジネスに直結しやすいキーワードになります。
・課題キーワードは解決するサービスを提供できるライバルも多いので激戦キーワードになります。
★業界用語キーワード
・業界用語キーワードは特定の業界にいる人しかわからないキーワードになります。
・ホームページの内容も業界の内容に精通したものにすることで成約率を上げることができます。
★イベントキーワード
・イベントキーワードは特定の時期にイベントなどが開催されるキーワードのことを指します。
★トレンドキーワード
・トレンドキーワードは流行もののキーワードなので一時期検索数が伸びてもすぐ検索数が減少しますが、再流行したり、一般のキーワードとして定着する場合もあります。
★指名キーワード
・指名キーワードは特定のブランドや有名人、企業名を指すキーワードで、代替えのきかない特定ものを指すので、成約率が一番高いキーワードになります。
★類義語キーワード
・類義語キーワードはある有名なキーワードと似たような意味を持つキーワードになります。
・類義語は課題キーワードやサービスキーワードのようにライバルが多いものの成約率が高そうなキーワードに参入するときに使うことでライバルがいないキーワードになりえます。
★略語キーワード
・略語キーワードは特定のキーワードの言葉を短くしたキーワードのことを指します。
・略語キーワードは世代によって変わるので自社のビジネスを指すキーワードを省略したキーワードがないかどうかをチェックして、キーワードに組み入れましょう。
Bお宝キーワードを具体化するサブキーワード
「サブキーワード」とは、単体では使われることがあまりなく他のキーワードと一緒に使われることで意味を持つキーワードもあります。お宝キーワードがたくさん眠っているスモールキーワードは、サブキーワードが複数使われています。サブキーワードが使われることで、キーワードからユーザーがどんなことで困っているのかが具体的になります。キーワードを選んだ時に競合他社が多い時などは、サブキーワードを足してキーワードを具体化するようにしましょう。
★エリアキーワード
・エリアキーワードは市町村、駅名など地名関連のキーワードで、実店舗で提供されている商品やサービスを探す際に必ず利用される重要なキーワードです。
★時間キーワード
・時間キーワードは何かの行動に対して期限を設けているキーワードで、明確な時間が決まっていないタイプと決まっているキーワードに分かれます。
★アクションキーワード
・アクションキーワードは、検索ユーザーが何かしらの行動を起こすキーワードで、「予約」「通販」「治療」といったキーワードが挙げられます。
★緊急キーワード(当日、即日)
・緊急キーワードは、検索ユーザーが「今すぐ」対応をする必要があるときに検索されるキーワードで、「当日」「即日」といったキーワードが用いられます。
★価格キーワード
・価格キーワードは、金額に関わるキーワードで、「激安」「格安」「高級」「オーダーメイド」「値段」「価格」などのキーワードが用いられます。
★願望キーワード
・願望キーワードは、ユーザー自身が今より良くなりたい願望を表すキーワードです。
・ユーザーの気持ちとしては「願望がある=コンプレックスを抱えている」と考えられます。
★情報キーワード
・情報キーワードは、検索ユーザーが自分で何かをしたり、行動を起こすための事前の情報を集めるキーワードです。「方法」「作り方」「口コミ」などのキーワードがあります。
Cキーワードアドバイスツールを使ってキーワードを集める
キーワードアドバイスツールとはYahoo!(キーワードアドバイスツール)やGoogle(キーワードプランナー)が提供しているツールで、検索エンジンが毎月検索されている検索キーワードの検索回数を抽出してくれます。
特定のキーワードを打ち込むと関連するするキーワードが複数個出てきます。検索回数がわかるのでキーワードの市場の大きさを調べることができます。
また、キーワードが思い浮かばないときは自分のホームページのアドレスか競合他社のアドレスを入れることで、ホームページに関連がありそうなキーワードを抽出してくれます。
D関連検索のキーワードを調べる
関連検索とはYahoo!やGoogleの検索窓の近くに表示される関連性のあるキーワードことで、ユーザーが再検索しやすいようにしています。
また、関連検索のキーワードを集めることができるツールには、「ラッコキーワード」があります。
EQ&Aホームページからキーワードを集める
ツールを使うとたくさんのキーワードが一瞬で見つけられますが、競合他社も使うことがあるので、上位表示させたいキーワードがかぶる可能性があります。それを防ぐためには「Q&Aホームページ」(「Yahoo!知恵袋」「教えてgoo」「OKwave」などがあります)でユーザーの生の声を取入れましょう。ユーザーが質問に用いているタイトルはそのまま検索キーワードとして使うこともできます。
質問に対してどんな回答がされていて、質問者はどの回答に高い評価を付けているかを調べれば、自分のホームページで何を書けばいいかもわかります。
Fネット以外の場所でキーワードを集める
競合他社を出し抜いてお宝キーワードを発掘するためには、ネット以外にも目を向けることはとても大事です。テレビや雑誌、専門書、街中の広告媒体などに載っているキーワードは意外と見落としがちですが、特にテレビの影響は非常に大きくて一気に検索回数が伸びる傾向にあります。
Gターゲットユーザーへのインタビューでキーワードを集める
自分が狙っているターゲットユーザーに直接、質問をしながらインタビューすることもキーワードを見つける上ではいい方法です。インタビュー時には、ユーザーが話す言葉の中から検索キーワードを見つけるようにしましょう。考えが片寄らないようにできるだけたくさんの人にインタビューしましょう。
★キーワードで連想ゲームをしてもらう
・より手軽な方法に、キーワードで連想ゲームをしてもらう方法もあります。
4、集客できるキーワードを加工する
@集めたキーワードを集客できるキーワードに「加工する」
キーワードを集めただけでは隠れたお宝キーワードと出会うことは難しいものです。
キーワードは、そこにユーザーの気持ちが入り、その気持ちを理解して、解決策を提示することではじめて集客できるキーワードになります。
★キーワードを「ずらす」
・キーワードを「ずらす」とは、「集めたキーワードを別の視点から見る」ということで、競合他社とキーワードがかぶらないようにするために行う作業です。キーワードをずらした視点で見るだけで、競合他社が少ないキーワードを見つけることができます。
★キーワードの「目的」をずらす
・ユーザーの目的のさらに奥にある「本当の目的」を考えてキーワードを選択する方法です。例えば「ダイエット食品」をずらすと「痩せる食事」「痩せる食品」というキーワードが考えられます。
★キーワードの「意味」をずらす
・選んだキーワードと似たような効果を持つキーワードを考えて選択する方法です。「痩せる」をずらすと「体重を減らす」「体重を落とす」「体型を細くする」というキーワードが考えられます。
★キーワードの「手段」をずらす
・選んだキーワードの代替手段となるキーワードを考えて選択する方法です。「ダイエット食品」をずらすと「ダイエットサプリ」「ダイエットドリンク」が考えられます。
★キーワードの「シチュエーション」をずらす
・選んだキーワードから想像できるユーザーのシチュエーションを考えてキーワードを選択する方法です。「ダイエット」をずらすと「健康のために痩せよう」「水着を着るので痩せよう」が考えられます。キーワードのシチュエーションを考えることで、元々ダイエットを意識していない人に対してもダイエット商品の購入に興味を持たせることができます。
A共起語を調べてメインのキーワードを拡張する
キーワードを加工する方法には、「共起語を調べる」という方法もあります。共起語とは「文章の中で特定のキーワードが使われた際に、一緒に使われることが多いキーワード」のことを指します。
共起語はキーワードの広がりを見ることができて、特定のキーワードに対して関連性を高めることでSEO対策にもなります。共起語は「共起語検索」というツールを使うようにしましょう。
B類義語、略語を調べてお宝キーワードを探し出す
キーワードを選択する際、キーワードを構成する語句の「類義語」をチェックすることは必要不可欠です。又「略語」「あだ名(芸能人など)」にも日頃から注意しておく必要があります。
C誤字、脱字入りのキーワードの扱いに注意
集めたキーワードの中には、誤字、脱字のキーワードが入っていることがあるので確認しましょう。
★誤字、脱字のチェックポイント
注意すべき誤字、脱字は、「会社名、メーカー名」「名詞」「法令に準じた名称」「打ち間違い、脱字関連」などです。
Dキーワードの表記の揺れに注意する
表記の揺れとは、同じ読み方、意味でも言葉の表記の仕方が異なるものを指します。
表記の揺れとしては次のようなものがあります。
・「バイオリン」と「ヴァイオリン」のカタカナ語
・「引っ越し」と「引越し」などの送り仮名
・「国」と「國」などの異体字
・「沈殿」と「沈澱」などの代用漢字
E紙に書いてシチュエーションを考える
紙に書くというのは、キーワードを考えるときに非常に効果的な方法です。手を動かしながら考えていくので、自由な発想を広げるのにとても向いています。
Fキーワードをグループ化してまとめる
キーワードリストを徹底的に増やした後は、増やしたキーワードをグループ化していきます。バラバラに集めたキーワードの中でも関連性がありそうなキーワードは一つのグループにしておきます。複数のキーワードの中から共通項を見つけて、グループ化して整理していきます。
グループ化するメリットはキーワードの切り口が明確になる点です。また、ホームページを作る際にコンテンツをどのように作っていけばいいのかを考えるのに役に立ちます。
5、集めたキーワードを「絞り込む」
@キーワードを市場調査して最適なキーワードを選択する
★キーワードの市場調査をするときの視点
・「競合他社の状況」「ユーザーとの距離感」「キーワードのトレンド」の3点を重点的に見るようにしましょう
A選んだキーワードのライバルの強さを調べる
参入を考えているキーワードで検索して、検索結果一覧の1ページ目と2ページ目の画面にライバルのホームページのタイトル文にキーワードが入っていないことを確認します。
B競合のメタタグやタイトルタグは必ずチェックする
★タイトルタグをチェックする
・競合他社のタイトルタグに狙っているキーワードが含まれずに上位表示されている場合は狙っているキーワードで上位表示しやすい可能性が高いと考えられます。
・競合他社がどのようなタイトルを付けているかを確認して、どのようにユーザーにホームページをアピールしているかをチェックしましょう。同じような情報しかないところに少し違う切り口で情報を提供するだけで、ユーザーには新鮮に見えるので目立ちます。
★メタタグをチェックする
・メタキーワードとメタディスクリプションの2か所をチェックしましょう。
・メタキーワードには作ったページに関連するキーワードが含まれています。
・メタディスクリプションは、検索結果画面ではタイトルの下部に説明文として使用される場合があります。各ホームページがどのような内容なのかを簡易的に説明しています。
C実店舗での集客ではユーザーとの距離感を意識する
ターゲットユーザーを決めてキーワードを選ぶときは、自分が検索ユーザーに実行して欲しい行動 =ゴールを決めておく必要があります。実店舗での集客においては特にユーザーとの距離感を意識したキーワードが必要です。キーワードを選ぶ時は、ゴールを決めて、そこからのゴールの距離を考えて選んでいきましょう。
D時間軸でキーワードを考える
検索ユーザーに焦点をあてたキーワードは、時間軸で考えると発想を広げやすくなります。ユーザーが検索しているキーワードの時間軸の変化の中で、自分で提供している商品やサービスがどのようなものに対応しているかを考えて参入するキーワードを決めましょう。
Eキーワードのトレンドを調べる
トレンドは年間で一番検索される時期などを調べて、需要期に先回りして対応をするために知っておく必要があります。
★Googleトレンドを使って調べる
・「Googleトレンド」では、キーワードごとの過去の検索推移がわかります。
★検索キーワードの年間トレンドを調べる
・年間トレンドを調べることで考えていた時期と相違がある場合は、年間トレンドに合わせてページの内容の変更や新しいページを作るようにしましょう。
★複数のキーワードのトレンドを調べる
・検索回数のボリュームの変化を時系列で調べることができます。検索トレンドの推移には右肩上がりと右肩下がりがあり、この現象はキーワードのサイクルを表しています。
Fソーシャルメディア上でのキーワード分析をする
選んだキーワードがどのような内容でツイッターなどのソーシャルメディアで発言されているかを分析することで、キーワードの「今」を知ることができます。
★「Social Insight」を使って分析をする
・調べたいキーワードを登録することで、ツイッター上でどれくらい発言されていて、発言されたユーザーがどのような属性化を分析することができます。キーワードの内容が前向きなものか後ろ向きなものかを調べることもできます。
6、ホームページの改善ポイントを知る
@キーワードの効果を知るためには環境づくりが必要
選んだキーワードが効果的かどうか見極める必要があります。大事なのはホームページの目的が達成されているかどうかを確認することです。
★キーワードの効果を活かすための環境づくりに必要なもの
・「アクセス解析」「Google Seach Console」が準備できれば、キーワードの効果を知るための環境づくりは完成です。
・この2つのツールから得られるデータを使ってホームページを改善していきましょう。
★環境づくりが必要な理由
・ホームページの内容がキーワードとマッチングしているかがわかる。
・順位が落ちた理由がわかる。
・ホームページがユーザーの役に立っているかがわかる。
Aアクセス解析を設置する
★アクセス解析ツールでできること
・アクセス解析はホームページに訪れたユーザーがページを見ているのか、どんなキーワードでホームページにやってきたかを数値で見ることができるツールです。
・客観的な数値を見ながら何を基準にして改善するかを考えていきましょう。
★ホームページの改善ポイント
・訪問ユーザーの直帰率(アクセスしてすぐに離脱する割合)が高い場合は、ホームページのデザインを変えてみる。
・選んだキーワードで訪問数が少ない場合は、ホームページの文章量やキーワードの数を増やす。
・訪問ユーザーの滞在時間が短い場合は、ページ目次やページに関連するイメージ画像を設置する。
・成果が少ない場合は、目立つ位置に申し込みや資料請求ページへの動線を作る。
・見られているページ数が少ない場合は、ホームページ内でのリンクを増やして動線を多くする。
★アクセス解析のデータからユーザーの気持ちを推測する
・アクセス解析のデータとホームページの状況を見比べて、ユーザーがどんな気持ちでホームページを見ているかを推測することが大事です。
★アクセス解析の数値に合格点はない
★アクセス解析ならGoogleアナリティクスを導入しよう
BGoogle Seach Consoleに登録する
★ホームページの状態をGoogleから正確に教えてもらう
Cホームページが検索エンジンに登録されているかを調べる
★「site:」検索を使って調べる
D結果が出ていないときの対応策
★キーワードを選べていない場合
・ホームページが提供している情報と見込み客が検索するキーワードにズレがない様にしましょう。
★キーワードを活かせてない場合(SEO対策がされてないサイト)
・サイトやページのタイトルにキーワードが含まれていない。
・メタタグやメタディスクリプションにキーワードが含まれていない。
・ページ内のテキストに適量のキーワードが含まれていない。
・被リンクのアンカーテキストにキーワードが含まれていない
・トップページと子ページに関連性や統一性がない。
Eホームページが検索エンジン向けにできているかチェックする
★ソースコードを見て確認する
★SEOチェックツールを使って確認する
・おすすめのSEOチェックツールは「SEOチェキ!」です。
★ソースコードの確認とSEOチェックツールは併用する
7、キーワードの効果測定を行う
@集めたキーワードは低コストで効果測定が可能
ポイントは選んだキーワードで「広告」を出して、検索ユーザーの反応をチェックする点です。
★アクセス解析と組み合わせればさらに効果が得られる
★リスティング広告による効果測定とは
・キーワードの効果測定には「リスティング広告」が最適です。有料ですがアクセスを集めるリスティング広告なら、SEOとは比較にならない速さでユーザーの反応を調べることができます。
おまけ
ホームページ作成&マーケティングは、
《参考図書》
瀬川和人 著 「集客・検索キーワードの選び方・使い方」ソシム株式会社 発行